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ページをめくるだけで理解できるって本当?速読の真相、語ります

今回は「速読」について、私が感じていることをお話ししたいと思います。

本を読むのが速い人って、なんだかかっこよく見えたりしませんか?

パラパラとページをめくって

「フッ、全て理解した😏」

とか言われたら、

「なん…だと……!?😳」

ってなりますよね。

「速読できたら、もっと効率的に知識が増えるんじゃないか?」

そんなふうに考えていた時期が私にもありました。

でも、あるときからその考えは少しずつ変わっていったんです。

「右脳で映像を写す」系の速読は無理らしい

まず最初に、よく耳にするのが「右脳を使って、一瞬でページ全体を写し取る」みたいな超人的な速読法。

ページをパラパラめくるだけで本の内容が頭に入ってくる、っていうやつです。

これ、正直に言うと……無理らしいです笑

NASA(アメリカ航空宇宙局)が実験してみたところ、「一瞬で記憶に焼きつける」ような方法は効果がないことがわかっています。

要するに、科学的な根拠がないということですね。

私も昔は少しだけ信じかけてたんですが、今は「そういう速読術には期待しないほうがいいな」と思っています。

昔それを信じきっていた人に会った事があって、その人から、謎の速読教室の動画を見せてもらった事があります。

その教室では、ものすごいスピードでページをめくる人達がいました。

1冊3秒くらい。

それを同じ本で何度も繰り返す、っていうやり方でした。

私はその動画を見せてくれた人に、

「この人達って本当に内容を理解しているんですか?」

って聞いたら、

「この人達はね、すっごくポジティブなの」

という返事が返って来ました。

その人は謎のオーラを全身から放っていました。

じゃあ、速読って本当に存在するの?

じゃあ速読って全部ウソなの?といえば、そうとも限りません。

実は私自身、特定の分野に限ってはめっちゃ速く読めるんです。

たとえば、前に知り合いから「SEOの本を買ったんだけど、読んでみて」と言われて、200ページくらいある本を渡されたことがありました。

SEOっていうのは、

search engine optimizationの略で、検索エンジン最適化、みたいな意味です。

検索エンジンから集客する時に必要なやつです。

そのとき、私はその本を5分くらいで読み終えました。

「え?5分で200ページ?頭おかしいの?🫠」

って思うかもしれませんね。

でも本当なんです。

速読のカギは「知識量」と「つまみ読み」

実はこれ、私がSEOの知識をたくさん持っているからできたことなんです。

その本に書かれている内容の9割以上は、すでに私が知っていることでした。

だから、

「このあたりはいつものやつ」

「これはもう読んだことある説明」

と、重要そうなところだけを拾い読みする“つまみ読み”で済ませることができたんです。

そして、その拾い読みから得た内容に、自分が持っている知識をどんどん重ねていって、頭の中で

「この本の全体像はこんな感じ」

と、全体をつなぎ合わせる。

このプロセスが、速読の正体だと思います。

だから、速読は「読む力」じゃなくて「知ってる量」なんです。

知識がない分野では速読はできない

一方で、最近少しずつ興味が出てきた「世界史」の本を読むときは、めちゃくちゃ遅いです。

ページを読むたびに、

「この人誰?」

「この戦争って何?」

「ていうかキャラ多くね?🫠」

「あれ?😳
この人顎髭で習字ができるんじゃね?🤔」

っていう感じで、当然スピードは落ちますし、速読なんてとても無理です。

知識がない分野では、じっくり理解しながら読むのが一番。

ここに近道はありません。

心の中の「音読」について

あと、速読に関してよく言われることのひとつに、「心の中で音読しないようにしましょう」というアドバイスがあります。

たしかに、頭の中で「声に出さずに読む」ことでスピードは上がります。

でも最近の研究では、「心の音読」を無理に抑えようとすると、かえって理解力が下がることもわかってきているそうです。

速く読めても、知識の増える量が少なければ微妙じゃないですか?

なので特に新しい分野や難しいテーマの本を読むときは、心の中で音読しながら、丁寧に読み進める方が良いと思います。

私は、今でも新しいジャンルの本を読むときは「ゆっくり・音読気味」に読みます。

それが、きちんと理解して自分の知識として落とし込む近道だと感じているからです。

まとめ:速読は「技術」より「知識」

速読って、特別なトレーニングやテクニックのように語られがちですが、本当は「どれだけその分野のことを知っているか」で決まるんです。

速読に過度な期待をするよりも、「知識を積み重ねる」ことが、最大の速読術かもしれません。

ゆっくりでも、着実に読んでいく。

それが、きっと一番効率的で、自分の糧になる読み方だと思います。

ちなみに今回の記事は、

スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長が教える 脳が一生忘れないインプット術
星友啓 著

をかなり参考にしました。

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